一般社団法人日本物流団体連合会 元会長
JR貨物 名誉顧問 伊藤 直彦
学生の皆さんは、物流業界についてどんなイメージを持っていますか。よくわからない、地味な業界だ等、ネガティブなイメージの方が多いのではありませんか。
しかし、毎日の生活の中で、誰もが物流の恩恵を受けているのです。たとえば、皆さんがよく利用しているネットショッピングなどの通信販売は、物流なしでは成り立ちません。買った品物がパソコンの画面から飛び出してきますか。そんなことはありません。品物は宅配便等の物流業者が届けます。スーパー、コンビニに商品が豊富にあるのも、物流あってのものなのです。
物流業界は国民の生活を縁の下から支える、いわばライフラインです。皆さんには、物流業界をよく知ってもらい、将来を担う人材になってもらいたい。
東京海洋大学・大学院 前教授
タイ荷主協議会(TNSC)日本代表
元味の素ゼネラルフーヅ(株)ロジスティクス部長 川島 孝夫
味の素グループと提携先の米国最大手食品メーカークラフトフーヅ社は、ロジスティクスとは「原材料メーカーから小売業店頭までのサプライチェーンにおけるトータル在庫を把握してその全体最適化を図る経営戦略」と定義している。
日本の多くの食品メーカーは海外から原材料調達をしている。国内でのロジスティクスコスト低減化は相当なレベルにあると思われる。今後は「海外からの原材料及び製品調達」を含めたトータルロジスティクスコスト低減化が企業競争力と思われる。
アセアン諸国特にタイから原材料及び製品等調達に係わるトータルロジスティクスコストに、本研究会で共に研究出来る機会を期待しています。
物流博物館(公益財団法人 利用運送振興会)
物流博物館は、JR・京急線品川駅から徒歩7分の交通至便な場所にある、日本で唯一の物流専門の博物館です。物流の歴史と現代物流の概要について、各種資料や模型、映像、体験などを通して概観する見学が可能です。
現代の高度な物流は一朝一夕に出来上がったものではありません。物流の歴史に触れ、今日の物流発展の経緯を知ることは、社会に大きく貢献する物流産業を理解する良いきっかけとなることでしょう。
物流業界に興味をお持ちの方は、ぜひ一度物流博物館へお越しください。
HP URL :
http://www.lmuse.or.jp//
”アジアの物流の父” 平原直先生
~物流高度化、アジア善隣物流に捧げた一生~
平原直(ひらはら・すなお、1902~2001 )は九州帝国大学法文学部を卒業後、国際通運株式会社(日本通運の前身)を経て昭和23(1948)年に荷役研究所を設立。輸送・荷役の機械化・合理化を提唱し雑誌『荷役と機械』を創刊(~1987年8月)、パレチゼーションの推進をはじめ荷役の近代化、物流理論の開発普及に尽力した。
この間、産業構造審議会委員などを務め、わが国の物流(当時はPhysical Distributionの直訳で物的流通と呼んだ)草創期の政策策定に携わり、(社)日本パレット協会初代会長となる。
晩年には流通研究社の名誉会長として中韓を初めアジア各国との物流交流・人材育成に努力。「アジア善隣物流」構想のもと幾多の人材を輩出し、その思想は流通研究社と「アジア・シームレス物流フォーラム」に継承されている。

日本海事新聞社 取締役 会長
教育新聞社 代表取締役 社長 大山 髙明
物流は経済活動における人体の血流ともいうべきもので、東日本大震災でもその重要性がクローズアップされたことは周知の通りです。また、四面環海の島国日本は海運
による物流でその生命線を維持していることも紛もない事実です。
そのような物流の重要さを日本海事新聞を通じて政・官・民の各界に報道すると同時に、教育、新聞を通じて一人でも多くの若い次世代に理解いただきたいと考えております。
「ロジステイック人財フォーラム」の「企業・業界研究会」に多くの方々に参加いただき、新しい日本の為に共に学び発展を期することが出来ればと思います。
㈱流通研究社 代表取締役 社長
月刊マテリアルフロー編集長 菊田 一郎
ロジスティクスは「必要なものを・必要なだけ・必要なとき・必要なところに」準備するための戦略。それを実行し管理するのが物流部門です。お店でお気に入りの品がいつでも欠品なしに揃っているのは、ロジ・物流とそれを支えるITのお陰なのです。
今やネット通販では、何千何万もの商品がいつでも注文でき、PCやスマホですぐ選べ、すぐ手元に届きます。でもそのためには周到なロジ戦略と、物流センターから<早く・正しく・安く>運ぶ仕組みを考え抜くことが不可欠。そんなロジスティクス・物流の仕事は、実にやりがいがあると思いませんか?
本研究会はそのきっかけをまとめてつかめる、最良の機会になると思います。
大阪産業大学(経営学部) 教授 浜崎 章洋
第18回優良ロジスティクス企業・業界研究会が開催されることで、学生諸君が業界のことを知る絶好の機会になると嬉しく思います。
学生時代に百貨店の物流センターで歳暮のアルバイトをしたのをきっかけに、シドニーの免税店で梱包・配達のアルバイト、サラリーマン時代は貿易実務、コンサルタントなどを経験し、かれこれ二十五年以上ロジスティクスに関っています。飽き性の私が続けていられるのは面白いからです。
また、ドラえもんの「どこでもドア」が発明されない限り、この仕事がなくなることはないので就職先としても魅力があると言えるでしょう。 研究会に参加すると「こんな仕事、企業があるんだ」と、目からウコロが落ちると思いますよ!
九州大学 名誉教授 博士(経済学) 関 源太郎
最近私たちは、スーパーマーケットで食品を手に取るとその表示を見てそれが国産かどうか確かめる一方で、高級食材についてはフランスやイタリアなどから空輸されたものを珍重する傾向がある。
いずれの場合も、私たちの生活が世界の国々から輸入された商品に支えられていることの表れである。これが可能になったのは、輸送や保存の技術、ITの発展である。さらに商品在庫の調整、販路の把握などに負うところも大きい。
ロジスティクスはこうしたことを総合化したものであり、今や私たちの生活、経済活動の質の維持と向上、効率化に欠くことができない。この意味でロジスティクスは業種・職種としても有望です。
さあ、本「業界研究会」に参加してみましょう。
東京大学 大学院工学系研究科 教授 西成 活裕
皆さんはコロナ禍をどのように過ごしていたでしょうか。外に出られない状況で、とても頼りになったのが宅配便だったと思います。食料などを届けてもらった時、改めて物流のありがたさを感じたはずです。
そのインフラともいえる物流が、いまとても困った状態にあります。トラックドライバーが不足しているのです。なかなか増えない現状では、少ないトラックドライバーでもうまく回るしくみも考えなくてはなりません。
そこで皆さんの出番です。ロボットやAIなども活用して、この大きな社会課題の解決に一緒に挑んでみませんか。こんなにもやりがいのある仕事はなかなかないと思いますし、私がいま学生だったら、絶対に物流業界に入るでしょう。ぜひこの研究会に参加して、物流業界の「熱い」雰囲気を体験してください。
流通科学大学 名誉教授
一般社団法人フィジカルインターネットセンター(JPIC)理事長 森 隆行
“物流って地味”、“縁の下の力持ち”といったイメージを持つ人が多いかもしれません。ですが、物流に対する認識が大きく変わっています。今、“2024年問題”として連日ニュースで取り上げられるように社会問題であり、企業にとっては全社的な経営課題となっています。災害時の物流の活躍だけでなく日常のインフラとしても物流がなくては私たちの生活は成り立ちません。これからますます物流が重要になってきます。
欧米では、Chief Logistics Officer(CLO)という役職を置いている企業が多くあります。アップルのティム・クック、ターゲットのブライアン・コーネル、ウォールマートのダグ・マクミロン、ゼロックスのウルスラ・バーンズなどCLOから経営最高責任者(CEO)になった人が多くいます。日本でも法律で一定規模以上の荷主企業は物流統括責任者(CLO)を置くことが義務付けられようとしています。物流はますますその重要性を増しています。
物流は“縁の下の力持ち”から“〈舞台〉の主役”へと変わっています。“21世紀は物流の時代”です。“物流を制する者が市場を制する”といっても過言ではありません。世界はますます多様化・複雑化しています。物流業界も例外ではなく、IT技術者を含む多様な人材を求めています。誰もが物流を武器に舞台で輝く可能性があるのです。
まずは、ちょっと物流という世界を覗いてみませんか。
専修大学(商学部) 教授 岩尾 詠一郎
ロジスティクスとは、調達・生産・販売・消費を考えながら顧客のニーズに適合させ、原材料の仕入れから半製品や完成品の効率的な流れを計画、実施および管理することです。
具体的には、必要な商品や物資を、適切な時間に、適切な場所に、適切な品質と量を、できるだけ少ない費用で供給しようと考えることです。
このロジスティクスの考え方は、現在の社会において必要不可欠であり、ロジスティクスを実現するためには、ロジスティクス活動を支えている物流業界が必要不可欠となっています。
このロジスティクスを支える役割を果たしている企業が多くする参加する研究会において、社会を支えている物流業界の実態をご自身の目で確認してみて下さい。
日本大学(理工学部 交通システム工学科) 准教授 安井 一彦
ロジスティクスの考え方は、皆さんが学んでいる多くの理工系の技術から成り立っている分野であることを知っていますか?
道路がなければ物を輸送するにはできません。スムーズに運ぶための交通量や渋滞の予測、重量物を運ぶ時に必要な力学の知識や危険物を運ぶための科学的な知識、更に災害や事故などの不測の事態を想定したBCP対策など様々です。
また、商品を保管配送する物流センターにはITを駆使したトータル的な物流管理が必要です。 便利な世の中になっている現在、益々ロジスティクスの重要性が求められています。
この機会を最大限に活用しロジスティクス業界を研究してみてください。
明治大学(商学部) 教授 町田 一兵
物流業界は優良企業が数多く存在するにもかかわらず、長期的視点で業界の発展に支障をきたすような慢性的な人材不足が続いております。
他方、大学生もこの業界を知る機会が少ない。研究会を通じて、より企業及び学生が物流業界のことを理解していただくことは大変重要と認識しております。
神奈川大学 横浜キャンパス就職課
学生のみなさん、神奈川大学横浜キャンパス就職課です。
昭和3年、横浜市桜木町に横浜学院を開設したところから「神奈川大学」 の歴史が始まります。横浜といえば港街、実は本学卒業の多くの先輩方 が「ロジスティクス業界」で活躍しています。
この業界は、日本はもちろん、世界中を結び、原材料の調達から顧客一人ひとり のニーズに沿った品物を、決められた日時に届けるサービスを展開しており、
私たちの生活の上でなくてはならない業界です。 視野を広げて活動することが就職活動の鍵とも考えられます。
ぜひ、 この「ロジスティクス業界」の優良企業との出会いを有効に活用し、 「ロジスティクス業界」の魅力を正しく理解し、志望度を高めて欲しい と思います。
工学院大学 就職支援部 就職支援課
工科系大学である本学は主に技術者の育成を行っておりますが、生産者である技術者と一般消費者とを結びつける要となる業界がまさにこのロジスティクス業界で、我々が安心で豊かな暮らしを営むための必要不可欠な業界です。
現在のグローバル社会の中においては、ロジスティクスの守備範囲は無限大に広がる一方、その付加価値として正確性とスピード化が求められています。この「いかに安全に素早くモノを届けるか」の追求の根幹には技術力の挑戦とその発展が大いに関わっており、
学生にはその価値を知り、将来の選択肢の一つとして考えて欲しいと願っています。
「優良ロジスティクス企業業界研究会2022」では、その社会的意義と仕事の醍醐味を存分に感じてください。
東洋大学 就職・キャリア支援部
皆さん、こんにちは。東洋大学 就職・キャリア支援部の野口正生と申します。
学生の皆さんは、真剣に進路を考え準備を進めていることと思います。私も、前回の「優良ロジスティクス企業・業界研究会」の様子を拝見しましたが、参加者は皆真剣であり、ブースでの説明に耳を傾けていた姿が印象に残っています。
日常生活において、お世話になっている「物流業界」ですが、この業界に対する印象は、様々かと思います。既に、この業界に興味がある学生のみならず、これから研究してみようと思っている方には、この研究会は絶好のチャンスであると思います。何よりも、参加企業の最新情報、それぞれの特色ある取り組みを知ることができるでしょう。
Web情報だけではなく、まずは、積極的に動き、生の情報を得て、これからの就職活動へとつなげていかれますことを期待しています。
獨協大学 キャリアセンター
人々の生活で不可欠な「衣・食・住」の三大要素。その生活基盤となる“物の流れ”を担い、日常生活を支えている物流業界はまさに“縁の下の力持ち”だ。
原料・素材を加工し、製品化し、卸・小売を経て消費者の手元に届く。 それは一滴の水が流れとなり、川となって大河をなし、海に注ぐ。その流れの中で“運搬・
堆積・侵食“作用の有機的な働きが新たな流れを創り出す。 ロジスティクス・物流業界は、そんな大自然の力強い流れを彷彿とさせる。
我が国の立地は海外との共存が不可欠。“陸・海・空”の物流業界やそれぞれの企業の役割と関わりを理解し、その圧倒的な魅力を肌で感じてほしい。
日本大学理工学部 就職指導課
理工系の専門性を生かし,活躍できる場,それが物流・ロジスティック業界です。
学生の皆さんの多くは,物流=宅配便というイメージが強いのではないでしょうか。 物流の仕事には,輸送活動を中心として,倉庫での保管,輸送機関からの積み降ろしや倉庫への出し入れを行う荷役,輸送や保管の際の包装,流通加工,情報管理といった活動が付随しています。
コンピュータにより機械的に集荷・仕分けが行われる自動倉庫,配送ラインの設計・施工・管理など,機電系,建築系,情報系をはじめとする理工系の力をこの業界が求めています。
本研究会は,私たちの生活はもとより,あらゆる業界の企業活動を支えるリーディングカンパニーと出会う絶好の機会となるでしょう。
法政大学 キャリアセンター
学生のみなさん、はじめまして。法政大学キャリアセンター市ヶ谷事務課の大山です。
わたしは、就職活動の初期段階から視野を広げ、いろんな業界に関心を広げてもらいたいと思います。それが成功する就職活動の秘訣だと考えます。
そこで、ぜひ注目してほしいのは「ロジスティクス業界」であります。この業界は、わたしたちが生活していくうえで、なくてはならない業界であり、日本はもちろんのこと、世界中の物流拠点とのネットワークを駆使しながら、顧客一人ひとりのニーズに合ったサービスを展開しています。
この研究会に出展する企業はすべて優良企業です。積極的にご参加いただき、ロジスティクス企業の良さを体感してほしいと思います。
立教大学 キャリアセンター 就職支援課
『戦略的であれ』
“昨今の就活生は業界や企業の研究が深まらず志望動機が浅い”との指摘があることをご存じかと思います。
「ロジスティクス企業・業界研究会」に参加される企業の採用担当者の方々は皆様に早い段階でロジスティクス業界を正しく理解してもらい志望度を高めてほしいと考えています。優良企業が一堂に会するこのチャンスを活かさない手はありません。
ロジスティクスとは、原材料の調達から、製品が顧客の手に渡るまで、さまざまな物の流れを総合的にマネジメントして「全体最適」を目指すための考え方であり、私たちの生活に欠かすことのできないインフラでもあります。
戦力的に就活を進めることのできる皆様にとって、戦略的な物流の世界はきっと魅力ある場であると確信しています。
DHLサプライチェーン株式会社 江口 公望
以下の4つの疑問を持たれた方、『優良ロジスティクス企業・業界研究会』に来られたし!!
①「ロジスティクス業界の現状と将来の展望」
②「個別企業の動向」
③「ロジスティクス業界で仕事をすることの意味」
④「ロジスティクス業界でのキャリアプランをどのように立てることができるのか?」
このような情報を収集するには、『優良ロジスティクス企業・業界研究会』に参加することが大変有効です。この『研究会』にはロジスティクス業界の主要企業が参加しています。就職活動を効率的かつ有意義なものとするためには、まずこの『研究会』にご参加下さい。
あなたの疑問に明確にお答えいたします!!!
将来のキャリアプランの1つに、海外があります。「世界的に通用するロジスティシャンになりたい!!」という志のある方は、当日会場で私に気軽に声をかけてください。海外のロジスティクス大学院に関して情報提供いたします。(英国クランフィールド大学院 ロジスティクス・サプライチェーンマネジメント学科2008年卒―日本人4人目)
先端ロジスティクス研究所 代表
元 NECロジスティクス 執行役員 原田 啓二
就職活動で期待と不安な気持ちに、心が揺れ動いている時期だと思います。
不安な気持ちを払拭するには、就職したい企業の将来展望や仕事の内容を直接教えてもらうことが必要であり、この「優良ロジスティクス企業・業界研究会」を利用するのは有効な選択肢のひとつです。
物流の重要性は、多くの関係者の語る所でありますが、物流の仕事は幅広く、主体性を発揮しやすいという特徴を持っています。輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報システムなどの多岐に渡る業務範囲があり、その中から自分に適した仕事を見つけることが可能です。
製造企業で28年、物流企業で10年働いた私の経験では、物流が最も充実している面白い仕事でした。学生の皆様も、この仕事を選択されてはいかがでしょうか。
海洋&海事ライター
環境活動支援ネットワーク「アルバトロス・クラブ」代表 拓海広志
仕事における人財の定義とは、「仕事を通して顧客、仲間、社会に価値を提供し、そのことを通して自分自身の人生を価値あるものにする人」だと、私は考えています。
では、ロジスティクスが提供する価値とは具体的にどのようなものでしょうか? また、そうした価値を創出できる人財とはどんな人であり、人財に求められるマインド、ナレッジ、スキル、日々のアクションとは何でしょうか?
そうしたことを脳みそから汗をかくくらい真剣に考えながら、ロジスティクスの仕事に打ち込んでいるプロフェッショナルが集う場。それがロジスティクス人財フォーラムです。
ロジスティクス人財フォーラムが主催する「優良ロジスティクス企業・業界研究会」で、学生の皆さんがそんな熱い先輩たちと出会えることを願っています。そして、ロジスティクスの仕事について大いに語り合ってみてください!。